終活事始め

最大の終活は、健康寿命をいかに長く維持し、周りに負担・迷惑をかけない取り組みをすることだと思います。

介護脱毛について(若いうちに)

 「介護脱毛」とは、老後に介護されることに備え、デリケートゾーンの脱毛を行うことです。
 朝日新聞2018年10月25日付けの「自身の介護に備え脱毛」と題する記事を読んで認識を新たにしました。
 紹介されている60歳の女性は、94歳で亡くなった父親のおむつを取り換える中で、汚れたおしりを拭く時に脱毛が大事だと思ったことを機に、少しでも清潔を保ちたいとして介護脱毛を始めたとのことで、介護してくれる相手に少しでも不快な思いをさせたくない、細菌の繁殖なども抑えられ、衛生面やエチケットのためにも『やっておかないと』と思ったのだそうです。
 また、ある病院の医師によると、デリケートゾーンは毛や皮膚の間に排泄物が残りやすく、アンダーヘアで蒸れが生じて細菌の繁殖による匂いやかぶれも起きる恐れがあり、炎症や細菌感染症、尿路感染症を引き起こす可能性があるとのことです。
 デリケートゾーンの脱毛を始める40・50代の方も増加しているとのことでした。


 早速、紙面にでていた医療脱毛専門院に行きました。
 妻も誘ったのですが、絶対いやとのことで、いい年をして恥ずかしさが先に立つようです。


 まず、医師の診断を受け、コースの説明を受けます。
    申し込みで、いきなり脱毛はしません。
 想定と違ったのは、レーザー脱毛というのは、メラニン色素にレーザーが作用して脱毛する仕組みなので、白毛は脱毛できないこと、脱毛前に自分で剃毛すること、レーザー処置は輪ゴム鉄砲で当てられるようなかなりの痛みが伴うということでした。
 そして、施術は当然男性看護師さんとのことには安心しました。
 この脱毛は白毛が生える前の若いうちにやっておくべきです!
 毛は生え変わり、今は生えているものは全体の10~20%くらいなので、だいたい5回やれば脱毛できるとのことで、5回コース99,800円を申し込みました。
 その他費用としては、毎回の措置前の麻酔代3,000円です。麻酔は、軟膏と笑気ガスの2パターンがありますが、呼吸器系に難があると笑気ガスは使えません。
 1回の施術は45分目安(着替え含む。麻酔の軟膏はその30分前くらいにトイレで塗って、その部分をサランラップで巻いてから待合室で待ちます。)で、3か月以上の間を開けて次の回になるので、私の場合終了するのに1年かかりました。


 1回目施術は、大した痛みも感じず、大袈裟な説明だなと高を括りながらも、逆に、男性看護師さんの丁寧な施術に、思わず感じそうになりましたが耐えました。施術後しばらくは、つるつるの出来栄えに大満足でしたが、3か月の間に結構生えてきました。
 施術時の痛みは回を追うごとに増して、5回目は歯を食いしばり呻くくらいです。
 5回目終了のとき言われたことは、この時点では完全つるつるには至っておらず、それを望むならば、追加施術が必要とのことでした。
 5回目でそこそこ脱毛できたのですが、半年を過ぎるころには気になるようになり、追加施術を受けました。費用は確か15,000円くらいと麻酔代です。
 追加施術の痛みはさらに厳しく、悶絶する感があります。
 そして1年後にまた追加で7回目の施術を行いました。この時の男性看護師さんは、以前整形外科勤務で、動けない方の排泄処理の経験もあるのですが、つるつるにまでする必要はなく、今回の施術でもたらされる程度で十分ではないかとのご意見だったので、これで一区切りとすることにしました。
 白い毛は生えてきますが、そこそこ、つるつるです。
 寝たきりの介護状態になりたくはありませんが、骨折などで整形外科に入院などの可能性も踏まえれば、やっておいてよかった!そして、白毛がでる前の若いうちにやるべきだった!と思っています。


 そして、和田秀樹先生「80歳の壁」の冒頭から引用
  平均寿命(令和2年調べ)――何歳まで生きるか平均
   男性81.4歳
   女性87.4歳
  健康寿命(令和元年調べ)――自立して健康でいられる年齢の平均
   男性72.68歳
   女性75.38歳
 この差、男性は約9年間、女性は約12年間は、病気や認知症で寝たきりとなったり、誰かに介助されながら生きる平均期間です。もちろんこの期間の全てで排泄処理の世話になるわけではないでしょうが、全く自分には起こらないと過信するとか、起こらないようにと祈るだけは止めにしました。
 ただ、これからも真剣に健康寿命の維持に気を付けながら生活していきます。


 妻に、介護状態になったとき、下の世話をしてもらえるか聞いたところ、
 「絶対にいや!」とのことで、下のようになりました。



 以外だったのは、「下の世話回避」がこの商品の“売り”だと思っていたのですが、表面には全くそのことが書かれていないことです。
    この赤パンツ本来の効能は、東洋医学で「気」の発信地といわれる大切なツボである
へその真下3~4cmのところにある「丹田」を刺激し、「気」の流れを強くすることのようで、「赤」という色自体にその効能があるようです。
 裏面には、「「赤の下着を贈られると一生シモのせわにならない」という全国各地に言い伝え」があると書かれていました。


 店のホームページによると、24年前の申年に白いショーツを買われたお客さんが、「申年に申って書いて贈るといい」と教えてくれたのをきっかけに、日本各地には色々な申年の言い伝えがあり、北海道や新潟県のように赤い肌着を身につけるところや"申"という字を書いて贈るところなど様々ですが、どれも"病が去る"や"災いが去る"あるいは"一生下の世話にならない"等の意味があることを知り、申年には赤パンツが爆発するだろうと数万枚の申年がらみの商品を作ってその時を待っていたら、前年の年末にマスコミ各社がこの話題を取り上げてくれて大ブレイクし、観光バスのガイドさんがお客さんを引き連れてお店にやって来る騒ぎとなったとのことです。


 赤パンツを買うと、「幸福のおすそわけ」という赤パンツの端切れをいただけるのもありがたいですね。