終活事始め

最大の終活は、健康寿命をいかに長く維持し、周りに負担・迷惑をかけない取り組みをすることだと思います。

“夫源病”について

 和田秀樹先生によると、
 『「定年退職後の夫がずっと家にいる」ことに耐えられない妻が増え、熟年離婚する夫婦が激増している。
 夫のリタイアは、夫にとっては“自由時間の始まり”だが、妻にとっては“自由時間の終わり”で、自由を奪う「鎖」でしかない。
 人にとって、自由を失うことは、最大のストレス源であり、それが「主人在宅ストレス症候群」を招くことになる。
 「亭主元気で留守がいい」のとおり「ほどよい距離感」が必要。老後、妻が夫を嫌いになる原因は、夫の衰えや変化が原因ではなく、距離が近づきすぎることが主因である。
 老後も円満な夫婦生活を送りたければ、夫は「妻が今まで通りの生活をできる」ことを心がけること。
 ランチは“自給自足”を心がける
 家事を分担する
 妻の生き先をあれこれ聞かない
 共通の趣味を持とうとしない 』 とのことです。


 妻の若い友人である奥さんは、単身赴任の夫が転勤で東京に戻り、同居になった途端から、頭痛や吐き気に襲われたそうです。
 このご夫婦は、とても仲がよく、共通の趣味であるテニスを休日に楽しむなどしていた方々だったらしいのですが、しかも、定年退職前にも起こるということでWの驚きです。


 共通の趣味を持ち、いつも一緒におられて、仲の良いご夫婦を知っていますが、それは、ごく僅かということなのでしょうか?


 幸いにして、今のところ、我が家では“夫源病”は発症していないようです。
 今はコロナもあって休会していますが、スポーツジムに通っていました。その代り、2時間程度ウォーキングに出かけ、いずれにしても毎日2時間以上は不在にしています。また、街歩きが好きで、結果として長時間不在もあります。
 料理も好きなので、「魚コース」の料理教室や東京ガスの料理教室にも通いました。煮物を始め様々な料理も作りますし、片付け、洗い物も適宜しています。ウォーキング後の洗濯、自分の物のアイロンやごみ捨て、もちろん買い物などもしています。
 旅行や外食も妻の意向を尊重しますし、自分の趣味に係る旅行は一人で行きます。
 「ありがとう」「おいしい」など感謝の言葉は自然に伝えています。


 ところで、昨年(令和3年)4月、突然、右耳に水が詰まったような感じと耳鳴りが生じ、耳鼻科に行ったら「突発性難聴」と診断され、副腎皮質ホルモン剤を1週間服用したのですが、耳鳴りは止まらず、「メニエール病」ということになりました。
 人間ドックの聴力検査では2音のみなので正常となってしまっていますが、きちっと何音か測ると高音部の聞こえが悪いようです。
 いまでも薬を服用し続けていますが、耳鳴りは続いています。
 退職後、ストレスは無くなり、かなり自由な生活を送っているのですが、先生がおっしゃるには「ストレスが原因です。」ということです。
 これって、「婦源病」???


   現在服用している薬は、自律神経の乱れを整えるビタミンB12などですが、耳鳴りは耳の器官そのものが原因ではなく、脳の信号なので、これを止めるには精神安定剤の服用が必要とのことなので、これは控えています。


 インターネットを検索すると
「耳鳴りとは、音源がないのに感じる異常な音感覚です。」
「基本的に耳鳴りがしている人は何かしらの難聴を持っていることが多いです。加齢により耳の鼓膜の奥の内耳の細胞が損傷し、音の振動を電気信号に変えられなくなります。聞こえにくい高さの音の(周波数帯)の電気信号が脳まで伝わらないため、脳ではその電気信号を拾うために細胞の電気活動が活発になります。これが耳鳴りの正体、『難聴の脳です』。脳で耳鳴りがなっています。」
「年を取ることによる難聴は高い音から障害されます。加齢性難聴の脳は高い音の電気信号が届いていませんので、高い音担当の脳細胞の電気活動が活発になっています。そのため、高い音の耳鳴りがするのです。一般的に難聴のある音の高さに似た高さの音の耳鳴りがする傾向にあります。高い音が聞こえにくい難聴の人ならば、キーンとかいう高い音、逆に低い音が聞こえにくい人は、ブーンというようなモーターのような音がすると訴えられます。」
なのだそうです。
 私は、高い音が聞こえにくいので、高いキーンという難聴ということなのでしょうか。


 耳トレなどもやってみましたが、効果は?です。
 この本にも、「耳トレ!は脳の体操です。耳のゆがみをなおすことで聴覚刺激が脳に伝わり活性化します!」とあります。