終活事始め

最大の終活は、健康寿命をいかに長く維持し、周りに負担・迷惑をかけない取り組みをすることだと思います。

3大体液を流す

 私が突発性難聴からメニエールとの診断を受けて通院していることは、2022.9.30の「“夫源病”について」で書いたところです。
 その頃は、耳鳴りと高音部(日常生活音より高い部分)の聞こえが悪かったのですが、最近になってさらに生活音の音域でも聞こえが低下してきているようです。


 音の聞こえが悪いのは、内耳の蝸牛内の有毛細胞の衰えによるものと思い込んでいました。
 厚生労働省HP
 音は、外耳から中耳まで空気の振動として伝わってきて、内耳の「蝸牛(かぎゅう)」という、かたつむりのような螺旋(らせん)状をした器官へ入ります。
 このとき、音を感受するのが蝸牛内部にある「有毛細胞」という細胞です。有毛細胞は、片耳に約15,000個並んでいて、その名の通り「感覚毛」という細い毛のような束をもっています。 
 蝸牛に音の振動が伝わると、感覚毛が揺れて興奮し、音を電気信号へと変換します。これが聴神経を経て脳に到達すると、音が聞こえるのです。
 そのため、有毛細胞が加齢や騒音の影響などで傷つき、壊れてしまうと、音を感じ取りにくくなり、難聴を引き起こします。一旦壊れてしまった有毛細胞は、元には戻りません。


 先生から追加で処方された薬は、血液の浸透圧を高めて尿量を増やし、脳内圧や眼圧を下げたり、耳鳴りやめまいを改善するもので、それと、ウォーキングなどの運動や水分補給(1日2L)を勧められました。


 ウォーキングについては、先生のご指示以上に行っているのですが、水分補給については、午後のウォーキング中にトイレに行くのが嫌なため、朝食後は、昼食時も含めて、水分補給を控えていましたので、これは大反省です。


 聞こえは、有毛細胞と思いこんでいた訳ですが、先生のご説明では、メニエールは、内耳の中の三半規管などと蝸牛という音を感受する器官があり、これらは、リンパ液で満たされた袋のような構造になっているのですが、このリンパ液の代謝が悪くなり、内耳の中がリンパ液過剰になって膨れたような状態になっているのだそうで、これが聞こえにも影響しているのだそうです。
 このリンパ液は濁っているので、新鮮なものとするため水分補給や運動によって入れ替えをする必要があるとのことには驚きました。


 そんな中、眼にしたのが、PRESIDENTの「血液」「リンパ液」「脳脊髄液」の3大体液を流す 人体の7割は水でできている!という記事です。
 この3つの「水分」が体内の大半を占めているからこそ、水分の状態が体調に非常に大きく影響を及ぼし、肩こりや頭痛、疲れが取れない、ちょっとした具合の悪さに影響を及ぼすのだとか。
 耳鼻科で、リンパ液を新鮮に保ち、流すということを意識させられたばかりなので納得です。


 この3つの3大体液が新鮮な状態で体の隅々までたっぷりいきわたり、スムーズに循環すれば健康な体を手にいれることができると、そしてこの3大体液はそれぞれ単体ではなく、連関していると説かれています。


 2023.7.7に「リンパって?」を投稿していますが、この時は、不調もなかったので、ここまでの知識もありませんでした。
 この時、リンパケアについては、次のように書いています。
 リンパのケア=リンパの正しい流し方については、次のようです。
 リンパ管は、皮膚直下1ミリのところに存在するので、やさしくなでるだけで十分です。
 リンパ管は、非常に密に2ミリから3ミリ間隔に弁構造があって、鎖骨の方一方向にしか流れないので、常に順方向になでることが大事です。
 水を飲む、体中の筋肉を動かす、腹式呼吸、咀嚼、肩回し、運動なども有効です。


 今回の記事では、3大体液について、全身の血流改善はかかとの上げ下げでふくらはぎを動かすこと、脳脊髄液はかかとと足首のストレッチ、そして、リンパ液は大きいリンパ節が集まっている鎖骨の上、首、脇の下、脚の付け根(鼠径部)、膝の裏の簡単なストレッチを紹介しています。


 なかなか効果が実感しずらいのですが、耳鼻科の先生もリンパ液の循環を述べられていますので、続けなくてはいけないですね。