大腸内視鏡検査について
今週は、大腸内視鏡検査を受けました。
昨年同時期、S字結腸に直径5mm大のポリープ(腺腫)があり、切除したため、1年後の検査を申し渡されていたためです。
腺腫は、良性のものでしたが、放置すれば癌化するものなのだそうです。
今回も、残念ながら横行結腸に5mm大のポリープがあり、切除しました。
病理検査に回され、3週間後にその結果が判明するのですが、先生から、大丈夫でしょうから次回の定期受診(2か月後)でいいでしょうと軽く言われてしまいました。
私が初めて大腸内視鏡検査を受けたのは61歳でした。
55歳のころでしょうか、先輩から、60歳過ぎたら大方の人はポリープの1つや2つはあるものなので、ぜひ大腸内視鏡検査は受けるべきで、ポリープは内視鏡で簡単に切除できるという話ではありましたが、自宅で下剤を飲むので、自宅から病院までは紙おむつをしていくとか、四つん這いの姿勢で器具を入れられるとも聞かされたので検査には消極でした。
ピロリ菌除菌をきっかけに胃の内視鏡でお世話になっていた先生からも大腸もやるべきと勧められ、はぐらかしていたのですが、断り切れなくなってしまいました。
検査は、胃と同様、麻酔使用で横向きの姿勢で、寝ている間に終了し、下剤の服用は病院についてから病院内で飲む方法も選択でき、そして、検査時には500円で検査用の肛門部だけ穴の開いたパンツを購入して穿くので恥ずかしさもなく、心配は全て杞憂でした。
でも、前日就寝時、錠剤の下剤を飲むことから、粗相が心配で病院の近くのビジネスホテルに宿泊していました。
食事制限は、病院によってまちまちのようですが、その病院は前日からでよく、野菜や海藻など食物繊維のあるものは避け、できるだけ消化の良いもの、肉は赤身、魚は皮なしならよく、「おすすめメニュー」のとおりの食事にします。
当日は、2リットルの下剤を5回程度に分けて、そしてそれぞれ下剤の半量程度の白湯と交互に飲みます。最初はゆっくり時間をかけて飲んでいくので、早ければ2回目位から便意をもようし、便が透明(水だけ)になるまで続けます。
だいたい、トイレ4~5回目位から看護師さんの便の確認があります。
その後には大体OKになりますが、看護師さんは大変です。
その最初の検査では、直径5mm大のポリープがあり切除したのと、憩室が多数あることが分かりました。
ポリープは良性だったのですが、やはり1年後の再検査を命じられ、その1年後の検査でも同じく直径5mm大のポリープを切除しています。
その翌年の3回目は、ポリープの切除なく、2年後の再検査となっていたのですが、その後は、虚血性腸炎や憩室炎などを発症し、検査を受ける機会が多くなってしまいました。
検査を受ける度に、病院内で下剤を飲んでトイレに駆け込むのですが、トイレの数以上の受診者がいてストレスでしたし、駆け込むこと自体いやだと思う気持ちが高まったころ、コロナ禍となり、自宅で下剤飲む方法が推奨されたので、そのように変更しました。
自宅で下剤飲む方法では、前日の食事3食分のレトルト食品が渡されました。
今は、同じく自宅で下剤飲む方法の病院に変更したのですが、その病院では、レトルト食品ではなく、普通の食事制限で、野菜や海藻など食物繊維のあるものは避ける前述の「おすすめメニュー」となっています。
そして何より心配だったのは、下剤服用後の病院までの間の粗相なので、最初は、前日にビジネスホテルに宿泊し、下剤を飲むようにしました。
新しい病院は、自宅から1駅なのですが、最寄りビジネスホテルもないことから、自宅で下剤を服用し、妻に車で送ってもらうようにしています。
でも、自宅では気持ち穏やかに病院よりゆっくり時間をかけて、マイペースで下剤を飲めるので、2リットルも飲まず、1.2リットルくらいで検査可能な状態になります。
また、勢いの強い排便が何度も続くことから、痔の弱い方は辛いことになりますが、自宅ではゆっくり薬を塗りながらできますので、この点では体のためにもいいです。
そして、下剤服用後の病院までの間での粗相の心配については杞憂です。
検査可能な状態の排便状態になれば、その後は便というものが出ることはありあませんし、水分も10~20分後には全く出なくなります。
是非、大腸内視鏡検査を受けましょう!
大腸がんは、良性のポリープが大きくなる過程でがん化するものなのだそうですから、大腸内視鏡検査によって、早期にポリープを発見・切除しておきさえすれば、がんの予防が可能なのです。
大腸がんでの死亡者の順位は、男性3位、女性に至っては1位です。
救える命が検査をしないことで失われています。
私は、60歳を過ぎたらと教わりましたが、今は、35歳とか40歳での検査が勧められています。
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