終活事始め

最大の終活は、健康寿命をいかに長く維持し、周りに負担・迷惑をかけない取り組みをすることだと思います。

コンディションノートで見える化

 雑誌PRESIDENTに掲載されていた健康科学アドバイザー・医学博士の福田千晶氏の「不調の原因を見える化 書くだけで早死にを防ぐ コンディションノート」は、分かってはいるけれどなかなかできない「記録」の重要性について解説されており、少し反省をしているところです。


 この記事は、40~50代以降の方の「早死に」を防ぐ観点から書かれていますが、高齢者にも健康寿命を全うするためには必要なことです。


 早死にの3大要因は次の3つです。
  ① 悪性腫瘍(がん)
  ② 血管系の病気
   心臓や脳の血管障害のような、動脈硬化による病気(心筋梗塞、脳梗塞など発症す
   る場所や発症の仕方によって病名は異なる。)
  ③ その他
   肺炎などの病気や交通事故、自殺など


 交通事故、自殺など予測しがたい要因を除けば、ほとんどは「がん」又は「血管系の病気」の2つが大きな要因です。


 「がん」は、早期に発見すれば高い確率で治ります。
 「血管系の病気」は、予兆さえ見つければ対策が取れます。
 この2つの原因ともに、自分の体の記録を取り、「見える化」することで、早死にのリスクは減らせるとして、コンディションノートを作ることを推奨されています。


 コンディションノートの例
  日付・天気
  体重・血圧(朝)・血圧(夜)・歩数を数値で記入
  睡眠と目覚め・便通の状態・ジムなどでの運動を〇、△、×で記入
  フリースペースに行動や体・メンタル特記事項を記入
  可能ならば、体温、食事(健康に配慮した食事なら〇、脂っこいものや甘いものを食べ 
  たときは△、食べ過ぎのときは×)、月に1度は腹囲の数値


 この記録を取ることで、自分の体の現実を曖昧でなく正確に把握できること、この記録を取るという行為自体が自然に健康への意識を高めるという効果があること、そして、季節毎の傾向が掴めたり過去の振り返えりによる健康状態の維持ができると説明されています。


 体重については、ダイエットをしていないのに急に減少してきた場合、がんなどの重大な病気が隠れている可能性があり、逆に増えすぎた場合、糖尿病や脂質異常を進行させてしまう。
 血圧については、高い状態が続くと動脈硬化を招き、脳梗塞や心筋梗塞などの血管系の病気に繋がるので140を超えたらまずは内科受診を。
 睡眠時間と目ざめについては、目覚めが悪かったり、夜中に何度も目覚めてしまう場合は睡眠時無呼吸症候群の可能性があり、突然死に繋がりかねないのでチェックが必要。
 便通の状態については、大腸がんの早期発見に繋がり、下痢と便秘を繰り返したり、血便が出るようであれば受診が必要。
 体温については、平熱を把握していない人が多いので普段からの記録が必要。
 食事については、特に糖尿病や高血圧で食事制限中には正確に記録することが重要。
 歩数については、健康寿命に直結し、厚生労働省では1日平均男性では9,200歩、女性では8,300歩を目標値として推奨している。←息が上がる位の理想的なウォーキングではなく、普通の歩行のことのようです。
 気分なども記録しておくと、体とメンタルの相関関係を知る糸口になるようです。


 ところで、ちょっと愚痴です。
 今週は、11日に新型コロナウイルスワクチンの7回目接種をしました。
 接種場所は、すみだリバーサイドギャラリーという墨田区役所内です。
 今まで、この場所や東京スカイツリーⓇイーストタワーで7回接種をしてきましたが、毎回段取りが異なっていて、改善されていればいいのですが、ますますひどくなるような気がします。
 運営は、区の職員なのか委託業者なのか分かりませんが、住民本位の意識が全く感じられずお役所仕事です。
 これで、高給(委託費?)を得ているなど腹が立ちます。
 今回は、30分単位の枠取りで、その時間前から到着順に番号札が渡され、並べられた椅子にその順番で座って待ちます。
 時間になると、書類確認の場所から、呼び込みのスタッフが大声で「〇〇番の方いらっしゃいますか?」と叫びます。
 順番に並んでいるので、その傍に行って誘導すればいいだけなのにそれすらしません。
 私が順番で書類確認をしていると、次の方を私の直ぐ傍で大声で呼び出しているのですが、メニエールなのでその大声がとてもつらいものでした。
 そして、もっと酷いのが、私の後から来たご夫人が、「耳が遠いので順番になったら教えて下さい」と傍にいた担当者にお願いしているのを聞いたのですが、その方の順番になって、同じように大声で番号を呼んでいるのですが、頼まれていた担当は気が付いていなかったためか、大声で叫んでいる担当者は「いらっしゃらなければ飛ばします!」といったので、思わず立ち上がってしまいました。
 頼まれていた担当の責任の無さもそうですが、順番に並んでいるのに、それを確認もせずに飛ばすとはどういうことでしょうか。
 前回6回目の接種についても5月19日にひどかったと投稿しています。
 そして、以前接種済みの登録ミスがあり、こちらから連絡しているのに反映されておらず、次の接種券が送られてこなかったり、催促して送られてきたものに基づいて予約しようとしても反映されていなかったので予約ができなかったこともあり、その場しのぎの対応で、根本にある誤りを直すという最も当たり前なことができないのです。
 墨田区の運営は最低です。


 ワクチンの副反応は毎回あるのですが、軽くはなりませんね。
 今回は、熱は37.2度でしたが、節々の痛みと倦怠感、そして頭痛がかなりで、起きているのはかったるかったので、昨日は1日寝ていましたし、今もまだ本調子ではありません。
 でも、万一の時でも、医療従事者の方に負担をかけないよう接種できたのはよかったです。