認知症グレーゾーンからの回復
引き続き認知症の話題ですが、TBSの「健康カプセル!ゲンキの時間」で、認知症グレーゾーンから回復するという内容の中に新たな方法がありました。
認知症グレーゾーンとは、軽度認知障害(MCI)のことで、認知機能が正常とはいえないものの、日常生活には支障がない状態で、健康な脳に戻れる可能性が期待できる期間なのです。
ですからグレーゾーンの時期が認知症になるかならないかの分かれ道なのです。
軽度認知障害になってしまった生活習慣など改めなくてはなりませんね。
グレーゾーンの軽度認知障害の段階は、5~10年で、この段階で有酸素運動を行うと約4割の人が健康な状態に回復するという報告もあり、週に3回程度、30分ほどのウォーキングが推奨されています。
番組では、健康な状態に回復した人は何をしたのか、経験者から学ぶ予防&改善法として、アルツハイマー型とレビー小体型の2人の例でしたが、それぞれ異なる型ではありますが、初期症状は「無気力症状」である「意欲の低下」という共通のもので、これは、集中力や感情などをコントロールする前頭葉の機能低下によるものです。
紹介された「グレーゾーンからのUターンの鍵」です。
1 運動 有酸素運動、筋トレ、バランス運動
人間は体を動かすことを通して、脳が刺激される
認知症になりやすいタイプは、身体を動かした時の刺激が脳に戻る感覚が鈍いので、運動を通してその感覚神経を再構築すれば、脳が回復する
紹介されたトレーニングは、【イス足上げ】でした。
① イスに座り、つま先を上に向けて、片足を前に伸ばしたまま上げる
② 足を上げられる所までグッと上げる
太腿部分に刺激を感じるが、それを脳で拾い上げるクセをつける
③ 筋肉の痛みを意識しながら足を上げ下げする。
10回を1セットで週3セット行うのがお勧めとのこと。
2 食事
青魚とカマンベールチーズです。
人間の脳の半分は油でできているが、青魚が持っているDHA(体内で合成できない不飽和脂肪酸の1つ)の成分はこれと似ているので、摂取することは脳の健康を維持するには最適
カマンベールチーズは、認知症予防に効果があると判明した食材で、グレーゾーンの人が摂取すると血中BDNF(神経細胞の成長や維持など促進させる脳由来の神経栄養因子)濃度が増加することで記憶や学習効率がよくなる可能性があると注目されている。
3 感情の刺激
ワクワクやときめきは、感情を豊かにし、認知機能の向上に大切
恋愛ドラマを見ることであったり、押し活でもよい。
4 料理
2つ以上のことを同時に進め、前頭葉をフルに使う作業なので、とても優れた脳トレ
5 コミュニケーション
「話を聞いて、脳で理解し、返事を考える、声に出して伝える」ので、かなりの脳トレになる。
アルツハイマー型認知症は、20年以上かけてゆっくり進んでいく病気であること、そして、早くケアを始めれば健康な状態に戻ることができることからすれば、アルツハイマー型認知症になる訳にはいかないですね。
そして、2025.2.21に「ひざ痛は「1週間の運動」で改善する」を投稿していますが、この中で紹介した、運動の1つにも【イス足上げ】がありました。
イスに背筋を伸ばして胸を張り浅めに座って、片足を水平になるよう持ち上げ5秒キープすることを、片足10回づつを1セットとして、1日3セット行うものです。
また、変形性膝関節症に話題がそれますが、きょうの健康5月号でも「ひざの痛み」を特集していて、【イス足上げ】と同じ運動が、「脚上げ筋トレ」として紹介されていています。
運動によって膝を支える筋肉が鍛えられると、膝関節をしっかり支えられることができるようになるため、痛みを軽減することができるのです。
膝の可動域を広げるストレッチと膝を支えるための下半身の筋トレがお勧めで、「脚上げ筋トレ」はその1つです。
筋トレは、膝に水(関節液)が溜まっているときに行うと、筋肉がそれを吸収することで改善することもあるようです。
ひざ痛まで抱えてしまいましたので、認知症予防と一石二鳥とは!こんなに嬉しいエクササイズはありませんね。

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