高齢者講習など
今年、70歳になり古希を迎えます。
古希は、中国の詩人・杜甫(712-770)の詩の「人生七十古来稀なり」に由来すると言われておりますが、杜甫の時代は、日本では奈良時代(720年「日本書記」、751年東大寺大仏殿完成など)で、平均寿命は30歳(サザエさんに時代の男性の平均寿命は65歳)だったので“稀”だったのでしょうが、現代では、“稀”でもなんでもないないですし、元気です。
突然、警視庁運転免許本部高齢者対策課から「免許証更新のための講習のお知らせ」が届きました。
75歳以上のドライバーには「認知機能検査」が義務付けられたことは認識していましたが、恥ずかしながら、それ以外の高齢者の免許証更新については全く知らなかったので、何だこれは!と調べてみました。
平成6年(1998年)から、70歳以上の運転免許取得者に対し、免許証を更新する前に「高齢者講習」を受講することがから義務化されていて、これを受講しないと免許証の更新ができなくなっていました。
75歳以上のドライバーの「認知機能検査」の義務付けは、平成29年(2017年)からで、さらに、令和4年(2022年)からは、75歳以上の一定の該当者に「運転技能検査」が課されているようです。
高齢者に厳しくなっています。
それよりももっと違法運転する者を取り締まって欲しいものです。
高齢者講習の対象となるのは、免許証の更新期間満了日(誕生日の1カ月後)の年齢が70歳から74歳までの免許更新を希望する者で、受講できる期間は、更新期間満了日の6カ月前から更新期間満了日までの間です。
75歳以上の者も同様ですが、認知機能検査や運転技能検査の結果により講習内容が異なるようです。
「免許証更新のための講習のお知らせ」が届いたら、お知らせに記載されている指定自動車教習所などに電話やインターネットで受講の予約を行います。
講習の所要時間は約2時間で、内容は座学30分、運転適性検査30分、運転講習60分で、費用は7,000円でした。
私が講習を受けた教習所は、教官1人に対し、4人で1組という構成なので、運転適性検査30分、運転講習60分というのは1人ではなく、4人での所要時間の目安です。
運転適性検査は、視力検査で、視野角度、静止視力、動体視力、夜間視力です。
運転講習で、1人が運転する時間は10分程度です。
運転講習のポイントは、5点で、教習所内の直線部で30km/hを出すこと、適正に右左折すること、交差点で停止線前で停止すること、一時停止で適正に停止すること、段差乗り上げで直ぐにブレーキがかけられることで、難しいことではありませんでした。
でも、これは講習で、試験ではないので、仮に問題があっても追試験などはなく、「運転免許取得者等教育(高齢者講習同等)終了証明書」が交付されます。
唯一良い点は、この講習を修了していれば、既に違反をしていても指定警察署で免許証の更新ができることです。
ただし、75歳以上になると厳しくなります。
過去3年間に一定の違反(11類型の違反)があると、免許証更新時に実車試験(運転技能検査)が課され、更新期限の6か月前から繰り返し受験できますが、合格できないと更新できません。
11類型の違反とは、信号無視、通行区分違反、通行帯違反等、速度超過、横断等禁止違反、踏切不停止等・遮断踏切立ち入り、交差点右左折方法違反等、交差点安全進行義務違反、横断歩行者等妨害等、安全運転義務違反、携帯電話使用等です。
このような違反をしないことは交通安全からすれば当たり前のことで、違反しようなどと思っていなくとも、一時停止や通行区分の標識・表示が分かりにくく、違反者が多い場所がありますが、そのような所に警察官が立っていて、違反をする前に何ら注意喚起なく、違反をするのを待っている姿を見かけます。
本来、そのような場所にあっては、もっと分かりやすい標識・標示への変更がなされるべきであり、そして事前の注意喚起があるべきです。
それに対して、速度超過など取り締まりは大雑把で、取り締まる姿勢が違い過ぎます。
違反は違反なのでしょうが、軽微なものを隠れてノルマ稼ぎの取り締まりをするのではなく、もっと悪質な者を積極的に取り締まってもらいたいものです。
さらには、75歳以上の高齢者が認知機能の低下により起こしやすいとされる18類型の違反をした場合、更新時に認知症の恐れありとされていなくても、「臨時認知機能検査」を受けなくてはならず、問題があるとされると「臨時高齢者講習」となるのだそうです。
18類型の違反とは、先の11類型の違反から速度超過や携帯電話使用等が除かれ、通行禁止違反、環状交差点左折等方法違反や同通行者妨害などが加わります。
乱暴な運転者は、信号無視、通行区分違反、横断歩行者等妨害等など11類型の違反や18類型の違反などを平気でやっているのに、75歳以上の高齢者は、認知症を疑われるというのは気分が良くありません。

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